第17回材料セミナー
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「ボイラー水の防食・維持管理その2」
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装置産業におけるボイラー設備は心臓部であり、電力、蒸気、燃料コストは高く、その防食・維持管理は工場経営に大きな影響を与えます。一般のボイラー設備は、火炎ガスが伝熱面である直接鉄鋼材料に直接影響を与え、その範囲が膨大で、高温高圧なため、腐食モニタリングが大変困難な設備です。基本は、電気伝導度とpH管理がその管理の主体であり、腐食が後を絶ちません。
当部会腐食分科会は、前回2013年に、高温高圧ボイラー設備の高温水腐食セミナーを行い、好評を得ることができました。今回は、それらをベースに、熱回収などの低圧ボイラーや不純物の多い純水まで範囲を広げたボイラー水の防食、維持管理の方法を提供致します。高温水の腐食・防食のポイントは、熱負荷、温度と、pH,酸素により伝熱面に形成および沈澱した皮膜の良し悪しが、不純物の影響と相まって決まることです。そこで、リン酸イオン・酸素、純水装置で取りきれない有機物や不純物等の影響について、新たな規格改定のポイントを含め解説し、質疑応答を行い、問題の本質解明およびその解決に至るヒントを会員の方々に提供致します。その結果、参加者にとって、設備の信頼性向上およびコストダウンに貢献できるものと確信しております。
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日 時
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2017年 7月25日(火) 13:00〜17:30
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会 場
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東京理科大学 森戸記念館 第一フォーラム
〒162-0825 東京都新宿区神楽坂 4-2-2 (TEL 03-5225-1033)
(地図: http://www.tus.ac.jp/facility/morito)
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定 員
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70名
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参加費
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主共催・協賛団体 正会員 10,000円 主共催・協賛団体法人会員の社員 12,000円
主共催・協賛団体 学生会員 2,000円 会員外 16,000円
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お問合せお申込み
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(公社)化学工学会関東支部 事務局
TEL:03-3943-3527 FAX:03-3943-3530 E-mail:info@scej-kt.org
○参加申込みフォーム
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プ
ロ
グ
ラ
ム
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時 間
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講 演
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講 師
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1.基礎
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13:00-13:30
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ボイラーの概要、原水からボイラー水の処理方法の解説
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栗田工業
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内田 和義氏
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13:30-14:00
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発電プラントの水処理の変遷と最近の技術動向
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ベストマテリア
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梅村 文夫氏
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14:00-14:45
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水質管理方法の解説
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ハネウエルジャッパン
国際石油開発帝石
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岩ケ谷弘明氏
砂場 敏之氏
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2.事例紹介
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15:00-17:00
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防食材リン酸イオンの効果・影響
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ベストマテリア
出光興産
丸善石油化学
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松田 宏康氏鳥羽 和宏氏堀越 大輔氏
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損傷環境「炭酸ガス、SCC、腐食疲労、アンモニア」
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三井化学
住友化学
三菱ケミカル
栗田工業
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小野 雅史氏和田 征洋氏大津 孝夫氏内田 和義氏
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腐食環境モニタリング
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ベストマテリア
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宮澤 正純氏
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17:00-17:30
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質疑・応答
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