“クローズアップシリーズ2022”
「企業での技術者教育」
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昨今のDX技術やカーボンニュートラル対応技術など、生産現場やプロセス開発を預かる我々エンジニアにとって、必要とする専門知識が拡大してきており、人材育成がこれまで以上に重要となっています。また、「ものづくり」を行っていることには変わりはなく、化学工学分野が基本技術であることは言うまでもありません。一方、その教育を担う大学では、化学工学に関する教育課程が減りつつあり、必ずしも企業ニーズを満足するものではないように感じられます。したがって、各企業においては、入社後の技術育成が重要になってきています。
以上の背景から、今年度のクローズアップシリーズでは、製造現場ならびにプロセス開発を支える化学工学・エンジニアリングの技術者育成について講演会を企画致しました。
講演者は、企業における人材育成を専門とするビジネススクール教授、人材育成を専門とする企業様、ならびに実際に社内育成を実践している化学工業から数社の企業様にお願いしました。
企業様からは、人材育成の取組み状況に加え、大学での化学工学教育にどのようなことが求められているか、といった生の声が聞ける機会にもしたいと考えております。
対象としては、企業における育成に関わる企画をされている方、現場で人材育成に携わっている管理職の方、大学関係者を考えております。皆様にとって示唆に富んだ発表を準備しましたので、多くの方々の参加をお待ちしています。
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日 時
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2023年1月25日(水) 13:00 〜 18:00
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会 場
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早稲田大学 西早稲田キャンパス 55号館 1F大会議室
169-8555 東京都新宿区大久保3-4-1
アクセス http://www.waseda.jp/fsci/access/
オンライン形式でご参加の場合,詳細はお申し込み後にご案内します。
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定 員
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会場50名+オンライン150名 (定員になり次第募集を締切ります)
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参加費
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正会員
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9,000円
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法人会員社員
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11,000円
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会員外
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15,000円
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学生会員
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2,000円
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サロンメンバー
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5,000円
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尚、それぞれの参加費にはテキスト代と消費税が含まれます。
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お問合せ
お申込み
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(公社)化学工学会関東支部 事務局
TEL:03-3943-3527 FAX:03-3943-3530 E-mail:info@scej-kt.org
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お申し込み
際の注意点
(オンライン開催) |
・本講習会で作成した資料や配信動画は著作権のための、複写・録音・録画
・転載・上映 無断公開を禁止いたします。
・多人数での視聴や複数端末に接続することを固くお断りいたします。
・上記項目に同意して申込む。 |
お申込み |
○参加申込みフォーム |
プログラム
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時 間
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講 演
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講 師
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13:00-13:05
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<開会の辞>
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出光興産(株)
金子
安延
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13:05-14:05 |
1)全体講演 |
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13:05-14:05 |
〇「技術者の育成を考える−直観力に注目して」
・ある状況に直面したとき、「何か変だ」と感じること
があります。何がどう変なのかすぐには説明できない
のだけれど、違和感を持つことがあります。その原動
力となっているのが直観力です。チョッカンには二種
類あります。直観と直感です。直観とは、なぜそう判
断したのかを論理的に説明できることであり、直感と
は論理に飛躍があることです。技術者として、まず高
めなければならないのは直観力だと思います。現場を
見て「ここがおかしいぞ」という点にいち早く気づけ
れば、事故の防止につながるし、生産性の向上にも寄
与します。直観力を高めるにはどのような教育が有効
かを考えます。
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法政大学
藤村 博之氏 |
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2)教育関連機関 |
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14:05-15:05 |
〇「ゲーム要素を活用した人材育成について
(若手からデータサイエンティストまで)」
・現在注目を浴びている教育手法に、ビジネスゲームがあります
。ここでは、ゲーミフィケーションを用いて参加意欲を高めながら
プログラムを実施し、さらに得られた結果をフィードバックことで
受講生の成長を促進するという手法がとられています。
今回は、ベンチャー企業の経営者が、ゲーミフィケーションを活
用して、今時の若者を早期戦力化する手法を紹介した後、後半
では、製造業のデータサイエンティスト育成をゲーム的に行った
事例を紹介いたします。
※ゲーミフィケーション
ゲームの要素(アイテムの獲得やレベルアップ、利用者同士の
競争など)を取り入れて、顧客やスタッフのモチベーション向上
や関係性構築を促進する手法
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創作(株)
山内 真一郎氏
電通国際情報
サービス
長谷川 栄一氏 |
15:05-15:25
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休 憩
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15:25-17:25 |
3)企業での技術育成 |
15:25-16:05
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3-1「プロセス技術分野スタッフの育成
〜新入社員育成をメインに〜」
・弊社では、プロセス技術分野の新入社員の育成方
法を、2019年度に大幅に見直しました。その中で、
初年度にどのような育成を行っているか、その後の
キャリアパターン、教育研修内容などを紹介します。
最後に大学教育への期待についても述べます。
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出光興産(株)
細谷 憲明 氏
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16:05-16:45
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3-2「プロセスエンジニアの育成」
・素材の会社AGCの化学品カンパニーは、独自のケ
ミカルチェーンで世の中に様々な価値を提供していま
す。その原動力となる「人」が 「育つ」 「育てる」
人財開発の取り組みについて、プロセスエンジニアの
育成を例にしてご紹介します。
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AGC(株)
重松 潔 氏 |
16:45-17:25
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3-3「住友化学の化学工学系教育」
・当社の製造系技術者の業務では、化学工学は非常に
重要です。「化学プラントで起こる現象を科学的に理
解・解析する能力」を目的に、化学工学系研修の大幅
見直しを行いました。当社にとって、何が重要で、技
術者に何を期待しているのか、紹介いたします。また
大学教育への期待についてもお伝えします。
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住友化学
森村 直樹氏
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17:25-17:30
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<閉会の辞>
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住友ベークライト(株)
前田 治彦
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17:30-18:00
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名刺交換会
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