関東支部行事一覧

4回 リスクに基づくプロセス安全入門

〜現場技術者のためになるプロセス安全の考え方を学ぶ〜

化学工場に於ける大事故は自社だけの問題ではなく、周辺社会にも大きな影響が及ぶことから、米国では OSHA*1) PSM(Process Safety Management)が法規として制定されています。これは、経営者に対して火災・漏洩・爆発といったプロセス事故防止の管理を求めています。この中で、企業には従業員をプロセス安全管理の活動に参加させることが求められていますが、具体的な内容は示されていません。 そこで、AIChE*2)CCPS*3)は、プラントで働く人達がどう行動すべきかについて、リスクに基づくプロセス安全”(RBPS: Risk Based Process Safety)という行動指針を開発しました。

本講習会を受講することで、米国における最新のプロセス安全管理の考え方を理解するだけでなく、自社のプロセス安全管理に照らして自らのプロセス安全に対する理解度を認識して頂けます。 これを機会に受講をお勧めいたします。

本講習会は、事前にオンデマンドビデオを用いてRBPSのエレメントを学習した上で、講習会当日は2件の事故事例について講師が解説した上で、RBPSの観点で海外の事故事例についてグループ討議を行います。配布資料では事前学習用資料の他、自らのプロセス安全に対する理解度と自社の安全を認識するためのエクセルツールも提供しています。

(*1) OSHA(Occupational Safety and Health Administration:アメリカ労働安全衛生局)

(*2) AIChE(American Institute of Chemical Engineers:アメリカ化学工学技術者協会)

(*3) CCPS(Center for Chemical Process Safety:化学プロセス安全センター)

日 時

2023年9月27日(水) 1300 1700 
                 (1週間前からオンデマンド学習開始)

会 場

Zoomオンライン方式(オンデマンドビデオによる事前学習と併用)

主催・共催

化学工学会SCE.Net、 化学工学会関東支部、 化学工学会安全部会

定 員

24名   *定員になりましたので締切ました。

注意事項

ZoomVimeo へのアクセスが必要です。
VIMEO
へのアクセスを以下のURLからご確認の上、
お申し込みください。
(
社内のネット環境によりアクセスできない場合があります。その場合は、
御社の情報システムを管理している部署にお問い合わせください。)
http://sce-net.jp/main/videocheck/ (パスワードは「videocheck)

・本講習会で作成した資料や配信動画は著作権のための、複写・録音・録画・

転載・上映 無断公開を禁止いたします。
・多人数での視聴や複数端末に接続することを固くお断りいたします。

上記項目に同意して申込む。

参加費

正会員

15,000

 

法人会員社員

20,000

 

会員外

30,000

 

サロンメンバー

10,000

 

学生会員

8,000

 

尚、オンデマンド事前学習と当日スライドpdfの代金と消費税が含まれます。

参考となる教科書代は含まれません。

教科書

「若い技術者のためのプロセス安全入門」
          (*)(丸善出版、2018年発刊)4500(税込み)

(*)AIChECCPS2016年に発行した ”Introduction to Process Safety for Undergraduates and Engineers” を化学工学会SCENet安全研究会が翻訳して2018年末に発行したもの。

お問合せ

申込・支払

(公社)化学工学会関東支部 事務局

TEL03-3943-3527 FAX:03-3943-3530 E-mailinfoscej-kt.org

講座内容の

お問合せ

SCE・Net安全講習会事務局(panzen2021@sce-net.jp

お申込み

○参加申込みフォーム  *定員になりましたので締切ました。

プ ロ グ ラ ム

. ビデオによるオンデマンド事前学習 (9月20日配信開始)

ビデオT プロセス安全      (約20分)

ビデオU RBPSのエレメント   (約80分)

ビデオV RBPSを設計に反映   (約30分) 

ビデオW 職場でのプロセス安全 (約20分) 

     1週間前から視聴可能になりますので、必ず学習しておいてください。

事前学習

オンラインの講習会当日は、オンデマンドの事前学習によりRBPSのエレメントにどの様なものがあるかについては受講者全員が知っていることを前提としてグループディスカッションを行います。必ず事前学習をしておいて下さい。
 9月20日から配信されるビデオは、@プロセス安全 ARBPSのエレメント BRBPSを設計に反映 C職場でのプロセス安全、の4本から成り、繰り返し視聴することも可能です。 約2時間半の動画ですが、ゆっくりと話していますので、多少早回しも可能です。
 動画は、申込登録者のみ閲覧可能です。(ファイルのコピーは禁止です)
 ★
Vimeoへアクセスし学習動画をストリーミング再生し閲覧する方式となり
  ますので、閲覧できる環境のご準備をお願いいたします。環境確認用の
  URLは以下の通りです。

   http://sce-net.jp/main/videocheck/ (パスワードは「videocheck)

時 間

講    演

講  師

13:00-13:20

1)開講に当たって (本日の進め方)
BPSの概略説明  (事前質問への返答を含む)

竹内 亮   

13:20-15:00

事例研究T
イリノイ州, FPC社 塩ビモノマー爆発(P.93) ビデオと解説
課題:「RBPSのエレメントのどれが弱かったのかを考える」
ブレークアウト・ルーム5)
 (
指導員:竹内亮、今出善久、山本一己、林和弘)

 ・自己紹介(名前・所属・受講目的を1人1分以内で)
 ・各グループでディスカッション
ブレークアウト・ルーム5) を出て各グループ代表者が発表

今出 善久 氏

15:10-15:10

休憩

15:10-16:40

事例研究U
テキサス州、BP社 製油所の爆発(P.59) ビデオと解説 
課題:「再発防止の改善策を提案する」
ブレークアウト・ルーム
( 指導員:竹内亮、今出善久、山本一己、林和弘)

 ・各グループでディスカッション
ブレークアウト・ルーム5) を出て各グループ代表者が発表

山本 一己 氏

16:40-17:00

RBPSの実務への応用 (質疑応答)  

(*5)グループ編成は、最大6名×4グループで構成され、各グループに講師1名がファシリテータとして入ります。

竹内 亮   


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