神奈川地区見学講演会
「近づきつつある水素社会の展望と水素の大量輸送貯蔵技術」
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地球温暖化問題への対応として、温室効果ガスの排出削減・ゼロ排出化が急務となってきており、世界各国でも、実質CO2排出量ゼロの30年後達成との表明が相次いでいます。そのための大きな手段として、再生可能エネルギーから水素を製造し利用することが注目されていますが、そのためには、太陽光や風力などを利用して水素を製造するに適した地域において製造した水素を、大量に消費地へ輸送し貯槽する技術が不可欠となっています。この水素の大量輸送・貯蔵技術の一つとして有機ケミカルハイドライド法の実用化が進められており、水素サプライチェーンの技術実証として、有機ケミカルハイドライドの製造と有機ケミカルハイドライドから水素を取り出す工程を、繰り返し行う検証が千代田化工建設により実施されました。
本見学講演会は、この実証実験に際して設置された有機ケミカルハイドライド法の技術実証プラント(SPERA水素実証装置)の見学、および、水素社会の展望と技術課題を概観する講演で構成致しました。各位の積極的な参加をお待ちしています。
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日 時
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2024年 3月 11日(月) 14:00 〜 17:00
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会 場
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千代田化工建設(株)子安オフィス・リサーチパーク
〒221-0022 神奈川県横浜市神奈川区守屋町三丁目13番地
JR京浜東北線新子安駅または京浜急行線京急新子安駅より徒歩10分
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定 員
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30名
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参 加 費
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正会員
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法人会員社員
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会員外
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学生会員
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サロンメンバー
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神奈川技術懇話会会員 |
9,000円
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11,000円
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15,000円
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2,000円
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5,000円
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9,000円
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尚、それぞれの参加費にはテキスト代と消費税が含まれます。
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お問合せ先
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(公社)化学工学会関東支部 事務局
TEL:03-3943-3527 FAX:03-3943-3530 E-mail:info@scej-kt.org
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お申込み
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○新参加申込みフォーム
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プ ロ グ ラ ム
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時 間
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講 演
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講 師
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1400-14:05
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<開会の辞>
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千代田化工建設(株)
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河合 裕教
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14:05-14:45
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〇再生可能燃料のグローバルネットワークがもたら
すカーボンニュートラル社会
・カーボンニュートラル達成には再生可能エネルギ
ーの大量導入が不可欠である。太陽光や風力発電な
どの変動電源を補完する発電と、電力ではカバーで
きない需要へのエネルギー供給を担うために、製造
から消費までにCO2を極力排出しない燃料が必要で
あり、再生可能エネルギーによる水分解で製造され
る水素がその最有力候補である。我が国の再エネ資
源は限定的であり、海外の適地で製造する再エネ由
来水素を貯蔵・輸送して消費するグローバルネット
ワークの構築が求められている。
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東京大学先端科学技術研究センター |
杉山 正和 氏
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14:45-15:25
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〇SPERA水素TMシステムの技術開発と商業化への
取組み
・千代田化工建設(株)が開発している有機ハイドライ
ドを用いた水素の大規模貯蔵輸送技術(SPERA水素
TMシステム)は、国際間実証を2020年に完了して商
業化段階に移行している。本講演では、本システム
の開発と商業化への取組みについて紹介する。 |
千代田化工建設(株) |
岡田 佳巳 氏 |
15:25-15:40
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休 憩
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15:40-15:50
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SPERA水素実証装置 概要説明
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15:50-16:40 |
SPERA水素実証装置見学 |
16:40-16:55 |
質疑応答 |
16:55-17:00 |
<閉会の辞> |
住友化学(株)
森村 直樹 |
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