第13回 ホットな話題の講演会
−分離プロセスの革新によるカーボンニュートラルへの貢献の現状と今後の展開−
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温室効果ガスの削減目標の実現と同時に「3E+S」という日本のエネルギー政策の基本概念を満たすことが求められています.電力部門では、再生可能エネルギーや水素・アンモニアを使った発電など脱炭素化が追及されています.同時に,火力発電や産業部門などで排出されることが不可避なCO2を分離回収し,最大限活用することも求められます.一方,化学プロセスで消費されるエネルギーの半分近くは分離工程が占めており,カーボンニュートラル実現のためには分離プロセスの革新が重要です.本講演会では,カーボンニュートラル実現のための分離プロセスにおける膜技術の最先端について研究事例,実用事例を紹介します.さらに,AIに関する技術の中心の一つである機械学習の分離膜研究への応用について紹介していただき,膜技術の今後の展開についても紹介します.多数の皆さまのご参加を心よりお待ちしております.
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日 時
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2023年7月12日(水) 13:00 〜 17:15
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協 賛
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(公社)化学工学会分離プロセス部会、システム・情報・シミュレーション(SIS)部会、開発型企業の会、分離技術会
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開催形式
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会場・オンライン併用 ハイブリッド形式
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会 場
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早稲田大学 121号館 イノベーションセンター コマツ100年記念ホール162-0041
東京都新宿早稲田鶴巻町513
<アクセス>東京メトロ東西線「早稲田」駅下車 徒歩3分
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定 員
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会場50名+オンライン150名
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参加費
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正 会 員
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9,000円
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法 人 会 員
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11,000円 *協賛団体会員を含む
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学 生 会 員
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2,000円
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会 員 外
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15,000円
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尚、それぞれの参加費にはテキスト代と消費税が含まれます
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お問合せ
お申込み
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(公社)化学工学会関東支部 事務局
TEL:03-3943-3527 FAX:03-3943-3530 E-mail:info@scej-kt.org
○参加申込みフォーム
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申込締切
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7月5日(水)
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プログラム
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時 間
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講 演
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講 師
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13:00-13:05
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<開会の辞>
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13:05-13:50
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○「カーボンニュートラルに貢献する分離工学」
化学プロセスにおける分離工程は,全体の約40 %のエネルギーを消費しており,分離プロセスを含む生産プロセスの革新はカーボンニュートラルに必須である.分離膜を中心に新規な分離工程がもたらす省エネ効果について議論する.
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早稲田大学
松方 正彦 氏
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13:50-14:35
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○「二酸化炭素分離回収のための吸着分離プロセス開発」
吸着分離はCO2回収技術として有望視されている.低エネルギー,低コストなCO2吸着分離を実現するには,プロセスの設計と運転を最適化しなければならない.本講演では,実験データから得られたモデルを用いCO2吸着分離プロセスを最適化した事例を紹介する.
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名古屋大学
川尻 喜章 氏
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14:35-15:05
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○「ガス分取型VPSAによる高炉ガスCO2分離および膜反応器を用いたメタノール合成」
製鉄所排出CO2の有効利用(CCU)技術として,CO2濃度が高い高炉ガスから簡易的にCO2を分離するためのガス分取型VPSA(吸引型圧力スイング吸着法)およびH2O膜分離型反応器を用いたCO2からの高効率メタノール合成技術を紹介する.
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JFEスチール(株)
紫垣 伸行 氏
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15:05-15:20
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〜 休憩: 〜
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15:20-16:05
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○「機械学習による分離膜開発の展望」
近年の機械学習の発展は,材料設計に革命を起こしつつあり,カーボンニューとリアルを実現する分離膜技術の発展にも貢献することが期待されている.本講演では,膜材料開発を中心に機械学習による分離膜開発の現状と将来展望について解説する.
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工学院大学
高羽 洋充 氏
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16:05-16:35
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総合討論
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16:35-16:40
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<閉会の辞>
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16:45-17:15
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講師との交流会(対面参加者のみ)
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