平成21年度 活動記録
第123回講演会−技術・学術講演−『エネルギーの生産と活用に関する最新技術』
兼 第32回エネルギー知識普及に関する講演会
- 日 時
平成22年1月15日(金) 14:15〜16:45
- 会 場
新潟大学駅南キャンパス「ときめいと」講義室A(プラーカ1 2階)
- 共催
新潟大学地域共同研究センター
- プログラム
14:15〜15:00
『ふく射伝熱に関する基礎研究 〜エネルギー問題へのアプローチ〜』
新潟大学工学部機械システム工学科 櫻井 篤氏
機械工学の分野では、光によって熱が移動する現象を扱う学問として"ふく射伝熱学"が発展してきた。最近では、熱移動だけではなく、光の伝播そのものを理解するための研究に応用され、その考え方は医療、気象学、宇宙物理学、CGなどと様々な分野に拡がっている。本発表では、著者がこれまで行ってきた研究テーマを基にエネルギー問題への応用について紹介する。
15:00〜15:45
『自動車の省エネを考える 〜材料工学からのアプローチ〜』
長岡技術科学大学電気系 中山 忠親氏
我が国においては企業側の省エネルギーは他国と比べて極めて高いレベルで進められている。従って、高いレベルでの二酸化炭素排出量の削減が成功するかどうかは、民生側の削減が何処まですすめられるかがキーとなる。この風潮の中でも、自動車をはじめとする移動体の省エネ化は、最も重要な課題の中の一つである。本講演においては、省エネを達成し、環境にも優しい自動車を創製するために材料工学の観点からどの様な取り組みがなされているかについて概説すると共に、最新の研究動向について報告する。
16:00〜16:45
『太陽熱による発電・水素製造の現状と将来展望』
新潟大学工学部化学システム工学科 児玉 竜也氏
日本ではあまりなじみがないが、アメリカ南西部、地中海沿岸部、中東等は日照量の豊富なことからサンベルトと呼ばれ、大型集光器による高温太陽熱発電がCO2フリーエネルギーとして精力的に利用・開発されている。特にアメリカ合衆国とスペインでは既に数十〜数百MW級の太陽熱発電が導入されている。さらに最近は、高温太陽熱からCO2フリー燃料を製造する熱化学プロセスの研究開発も進んでいる。本講演では、海外の太陽熱発電の概要から、最新の高温太陽熱による燃料製造技術の開発状況について紹介する。
- 定員
60名(先着順,定員になり次第締め切らせていただきます。)
- 参加費
新潟地方化学工学懇話会会員および新潟大学地域共同研究センター協力会会員 無料,会員外一般 \2,000,学生 無料。
- 懇親会
17:15〜19:15
会場:新潟駅南口周辺
会費:4,000円
- 企業先端技術講演会2009
- 趣 旨
- 就職活動を控えた学生を対象として,本会関係企業を紹介し,関心を持ってもらうことを目的とします。
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- 日 時:平成21年11月17日(火) 13:00〜
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- 会 場:新潟大学五十嵐キャンパス
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- 第122回講演会・工場見学会
- 日 時 :2009年10月 9日(金) 14:50〜
- 会 場 :万代シルバーホテル(新潟市中央区万代1-3-30)
- 「液相微粒子の安定性(凝集・分散)と粒子表面微細構造」
- 京都大学大学院工学研究科グローバルリーダシップ大学院工学教育推進センター 特命教授 東谷 公氏
- 液中のナノ粒子・微粒子の凝集・分散,付着,飛散現象は,多くの材料製造プロセスの原料調製,粉砕,混練,混合,成形過程でみられます.材料用の微粒子は一般に高濃度で媒体に懸濁しており,プロセス中でのこれらの粒子挙動が,生成した材料の性能に大きく影響することは良く知られております.これらの微粒子のマクロ現象は,実は粒子表面の分子オーダの微細構造に大きく依存しており,この微細構造を知ること無しには,上記の現象を定量的に理解することが出来ないのです.本講では,種々の系における「固液界面微細構造」とは如何なるものか,それはどのように「ナノ粒子の安定性」や「微粒子のマクロ現象」に影響するか,更には,「マクロ微粒子挙動はどのように予測」されるのかについて,理論的基礎から応用までを系統的に分かり易く解説したいと思います.
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- 「カーボンブラックの製造プロセスと物性について」
- 旭カーボン株式会社 取締役 総務部長 高見 潤一氏
- ブリヂストンのグループ企業である当社では,タイヤなどの補強剤として使用されるカーボンブラックを製造販売しております.カーボンブラックはすぐれたゴム補強剤として,主にタイヤ用として大量に使用されているほか,黒色顔料として非常に高い着色力を示すため,印刷インキ・樹脂着色・塗料・トナーなどの分野でも広く使用されております.本講演ではカーボンブラックの製造プロセスや特性,用途などを解説します.
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- (参加者 44名)
- 工場見学会
- 会 場 :旭カーボン株式会社
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- (参加者 33名)
- 第15回旬の技術・見学講演会 「新潟GTL実証プラントによるクリーン燃料製造技術の最前線 」
- 主 催 :粒子・流体プロセス部会 気泡・液滴・微粒子分散工学分科会
- 協 賛 :新潟地方化学工学懇話会
- GTLとは天然ガスを原料とした石油製品やクリーン燃料を製造する技術で,新潟東港地区に本年4月に竣工した500BPD実証プラントでは,炭酸ガスを含む天然ガスをそのまま使用可能な世界初の技術の開発を行っています。
- 日 時 :2009年 9月25日(金) 13:00〜16:30
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- プログラム
- 13:00〜13:45 挨拶および新潟GTL実証プラントの紹介と説明 副センター長 品田 正一氏
- 13:45〜14:45 プラント見学
- 15:00〜15:45 講演 気泡塔内気泡流の数値計算 千代田アドバンスト・ソリューションズ(株) 前川 宗則氏
- 15:45〜16:00 質疑
- (参加者 40名)
- 第28回化学工学基礎講習会「化学工学計算へのExcelの活用」
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- 日時:平成21年8月25日(火) 10:30〜16:30
- 会場:新潟大学駅南キャンパスCLLIC(新潟市中央区天神1-1 プラーカ3地下1階)
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- 内容:講義(Excelの基本操作と化工計算での活用),実習(パラメータ推定,物質収支・熱収支,蒸留・吸収・抽出,流動各分野の例題)
- 講師:東京工業大学大学院理工学研究科化学工学専攻教授 伊東 章氏
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- (参加者 6名)
- 理事会・平成21年度総会・第121回講演会
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- 日時:平成21年5月21日(木) 14:10〜18:45
- 会場:割烹の宿 湖畔(新潟市紫竹山7-5-13)
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- 1.理事会
- 時間:14:10〜14:30
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- 2.総会
- 時間:14:40〜15:10
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- 3.40周年記念会
- (1)表彰式
- 時間:15:20〜15:40
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- (2)第121回記念講演会
- 時間:15:50〜17:05
- 『社会の持続的発展を目指した、企業における研究開発 〜 化学産業を支える化学工学への期待を込めて 〜』
- 住友化学(株)代表取締役専務執行役員 中江清彦氏
- 今後の社会の持続的発展には、地球規模の課題への解の提供を欠くことができず、地球環境問題など、地球規模問題を解決する事業のみが生き残れる時代である。こうした問題の解決は、化学の力なくしてはできず、GSCの追求が必須であり、化学工学の活躍の場がますます拡がっている。本講演では、当社の研究開発活動を例にとり、化学産業、さらには社会の持続的開発を支える化学工学の重要性について述べる。
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- (参加者 38名)
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- (3)記念懇親会
- 時間:17:15〜18:45
- 第26回,第27回化学工学基礎講習会「化学工学入門」
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- 第26回
- 日時:平成21年5月18日(月) 9:30〜16:30
- 会場:新潟大学大学院自然科学研究科小会議室(新潟市西区五十嵐2-8050)
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- 第27回
- 日時:平成21年5月25日(月) 9:30〜16:30
- 会場:上越技術支援センター2F会議室(上越市大字藤野新田349-2)
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- 内容:第1章化学工場と化学工学、第2章物質収支、第3章液体と気体の流れ、第4章固体の取り扱い、第5章熱の取り扱い(講義が主)
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- 講師:新潟大学大学院自然科学研究科材料生産システム専攻教授 山際和明氏
- 新潟大学工学部化学システム工学科教授 木村勇雄氏
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- (参加者 第26回 15名,第27回 8名)
- 第25回化学工学基礎講習会「化学工学のための化学計算入門」
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- 日時:平成21年4月20日(月) 9:30〜16:30
- 会場:新潟大学大学院自然科学研究科小会議室(新潟市西区五十嵐2-8050)
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- 講師:新潟大学工学部化学システム工学科教授 木村勇雄氏
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- (参加者 18名)